ビンウシー
今日は、ビンウシー(糊伏せ)の作業です。
*ビンウシー
糊伏せのこと。柄をふせるように糊を置き、防染する。
ビンウシーは沖縄の方言でビン=色、ウシー=直訳するとおす。
色をおす。色を伏せるというニュアンスになります。
戦後、道具が何も無い時代に考えられた糊伏せの道具。
口金の部分は薬莢で作られている。この時代は米軍の払い下げパラシュートの布で筒袋を作っていた。
先人達の知恵から生まれた道具。
今ではこの筒袋ではなく、ビニール素材のものやケーキの絞り袋などいろいろな道具がありますが私はこの道具がしっくりくるので、ずっとこれを使っています。
袋部分は私の手のサイズに合うように當眞がつくってくれました。
とても使いやすいです。
現在ではミリタリーショップで買った薬莢を使っています。
沖縄の悲しい過去ですが、こうして文化的なものに変えてしまう精神力、創る意欲がただならないことがうかがえます。